チューリップ 喜びだけを 持っている 細見 綾子
1907年兵庫県生まれ、1997年に亡くなりました。
1927年に日本女子大学校を卒業していますが、俳句を始めたのは1929年です。
幼いころチューリップをクレヨンで描いた人はかなり多いはずです。
私も描いた記憶を持っています。
コロナで息がつまりそうなこの頃、この俳句で心が明るくなります。
菜の花がしあは(わ)せさ(そ)うに黄色して 細見 綾子
こちらの句と合わせて、ほんのひと時コロナを忘れたい。
いつにもまして、春が待たれる2月です。
奈須野 諒子