帽子や目深に十一月の旅
鷹羽 狩行(しゅうぎょう)
1930年山口県うまれで
山口誓子・秋元不死男 に師事しました。
2019年 歌会始の召人も務めた俳人です。
GO- TOトラベルといわれても、
本当に大丈夫かしらと
ためらっている方も多いと思われるこの頃
やむを得ず旅に出る方の今の心境に
ピッタリの俳句でしょうか。
11月は
秋の終わり・冬の始まり
で、
覚悟は良いか
と問われているような
そんな空気を感じます。
大根を干して、
車のタイヤを冬用にして
さあ長い冬です。
奈須野 諒子